オブ・サイレンス
Posted on July 20, 2007
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英語で書くと、本人にみられてしまうのであえて日本語でググルのサーチエンジンに引っかからないようにするが、うちの校長、エド・クーケルコーンのアートショーが今日から日曜日の三日間の間始まる。彼は一年に二年に一度くらいの感覚でSolo Painting Show をするのだが、今回はものすごく力を入れていて、Press Luncheonをやったり、インタビューのショーをやったり、Invitation も10,000枚刷ったりと大掛かりだ。

これは、今回のプレス用の彼の作品集や、テレビショーなどのプロモDVDラベル。実はこれのデザインに使った作品は元々一枚の作品を3つにクロップしたのだが、彼の作品はGeometricなShaps and linesで成り立って黒い背景に蛍光色でPaintされているものが多い。どちらかというと、平面構成的なデザインの作品的なものが多い。今回のショーのために何枚か新しい作品もできたようで、毎日学校で校長と働いている割にはものすごいProductivityではないだろうか。
元々画家としてやっていた彼は絵の具などが高いので、どうせならアートストアのビジネスをやれば、自分は絵の具を安く手に入れることができるとアートストアを始め、子供たちに絵を教え始めて今の学校に発展した、と本人は語るが、学校ももうすぐ大きいキャンパススペースを求めて引っ越しを計画中なくらい彼はなかなかのビジネスマンである。しかしそんな中、相変わらず絵を書き続け、スケッチブックには日々の自分の哲学を延々と書き記しているのをみると、やはりアーティストなのだと実感した。
現在学校の先生の中にもファイン系の人や、イラストレーター系の人が、学校でteachingをしながら小遣いを稼いでいる人がいっぱいいるが、なかにはteaching以外に、もはや自分の作品を作るのをまったく休止している人もいる。自分は基本的に、制作活動をしていないのに自称アーティストという人が嫌いだ。アーティストとして何一つプロ的な活動していないのにアートスクールを卒業したからと、そのレッテルをいつまでも引きずるやつが多いのだ。
Fine Artistとして生活していくのは大変かもしれないが、校長や、その他諸々のプロダクティブなアーティストさんをみていると、どうしてもそう思ってしまう。
Product Development@食品編
Posted on July 19, 2007
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以前から手がけている、とある食品会社で、今年の秋に向けてNutrition Food Barを売り出す予定なのだが、現在product development で食品とpackaging のprototypeを進めているところである。といっても、パッケージは既にあるブランドのアイデンティティーにあわせてのデザインなので特に新しいところもなく、レイアウトの問題なのだが、昨日試作品を食べさせてもらった。
正直言ってちょっと臭みが気になって自分の好みな味ではないと思ったのだが、甘さは控えめだし、そんなにドライな感じでもないので健康食品として、いかにも体に良さそうなナッツ祭りな食品は、健康食品オタクのアメリカ人には好まれるかもしれない。しかし、蜂蜜を使っているのかまだベトベトしているし、パッケージがクリアなウィンドウで中のバーが見えるようになっているので、袋に糖分が溶け出してくっついているのをみると、まだまだ改良が必要だとおもった。
ミントの時も、今の形になるまで改良にずいぶんと時間がかかった。味もさることながら、一番の苦労は色だったと思う。毎回作るたびに色が違ったし、時間が経つとミントの色が変色したりもした。食品というのは食べるものだけあって、いろんな規制もあるし、保存のことも考えなければならないし、けっこう時間がかかるプロセスだ。
デザインに関してもいろんな問題も出てきている。たとえばコーヒーショップで売られる場合と、スーパーで売られる場合のPoint of PurchaseのDisplay Caseである。コーヒーショップなどでは、だいたいがカウンターにおかれて客が上から見下ろす状態になるがスーパーなどだと狭い棚に所狭しとおかれてしまう。そうなるとDisplay caseの正面の一部しか客に見えないので商品が見えなくなってしまうのである。となると、客に面している部分に商品のロゴをはったりまたは商品の写真を貼ってみてはと検討してみるが、そうすると、安っぽいデザインになってしまうのだ。難しいところである。
Design recycle
Posted on July 9, 2007
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仕事というのは不思議なもので、ちょっと仕事がなくなったな、なんか探すか。と思った瞬間ウマい具合に新しい仕事が入ってくることが多い。自慢ではないが、あとでCraigs Listをみようと思う瞬間にいつも電話がかかるのだ(爆)。ようやく少し落ち着くはずであった今週末、ペンディングになっていたlogo project が復活したのと、プレゼンテーションのテンプレート作りの依頼がいきなりかさなり日曜日の9時間teaching のあと、必死で仕上げたのだった。しかも、なれないMicrosoft wordでのtypesettingでストレスフル極まりない。おかげさまでワードのtypography trick がだいぶ勉強になったが。目の使い過ぎか、徹夜するたびにコンタクトレンズにタンパク質がめちゃくちゃ溜まるついこのごろだ。
ここのところなぜか立て続けにロゴのプロジェクトが多かったので、ぶっちゃけた話、アイデアをリサイクル活用しまくってしまった。一度はポシャったアイデアでも、違う会社に喜ばれるかも知れないではないか。と正当化して某会社で見事に採用された。一番選ばないだろうとおもって投げやりで入れたつもりだったのだが。それからとある会社で、毛筆調のロゴをリクエストしてきたので、ほかの会社にもついでとばかりに毛筆のアイデアを出してしまった。するとそのアイデアが選ばれた。。。ああ、リサイクル万歳。
Handmade Book
Posted on July 3, 2007
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ココしばらく、気が狂いそうなスケジュールだったのだがようやく、一つづつ片付いて一息つけそうだ。先週、とにかくいろんなことがあったがようやく終わらせた本のプロジェクト。

とあるクライアントの77歳になる母が書いたストーリーに挿絵を付けて本に仕立てたものをプレゼントしたいと言う要望。 というわけでDesign、Illustration(というかimage manupilation), binding, printing等、全て自分で受け持ってやることになった。とにかくパーソナルなプロジェクトの上、バジェットは心配しなくていいクライアントなので、好き勝手にやらせてもらった。しかしその反面、印刷と製本の部分でとにかくいろいろ手こずった。
今回選んだ紙は日本の和紙。
http://www.hiromipaper.com/store/product.php?productid=16176&cat=0&page=1
和紙といってもwater color paperのようなtexture、off whiteの色であんまりアジアンっぽくないのがいい。いちおうink jet printer, laser printerでも印刷できるということで買った。ところが、問題だったのはクライアントが本のサイズを大きくしたいというので、自分のプリンターで印刷することが出来なくなってしまったのだ。何せ印刷部数が少ないのでとてもオフセットやレタープレスのオーダーが出来ない。ということはDigital Print Shopの可能性が考えられるのだが、Digital Printer というのは大きいサイズを印刷する場合持ち込みの紙をやってくれないところが多いうえ、和紙という紙なので散々いろんな会社にたらい回しにされたが、ようやく見つけた印刷会社はなんと、日本人が経営するところだった。レザープリンターでプリントをしてくれたのだがものすごい細かいところまでくっきりとグラフィックが和紙の上にでてくれた。さすがである。
表紙は某有名Architecture office / Model shopの力をお忍びでかりて、イラレのデザインをauto cadになおしてベニヤ板をレーザーカットで切ってもらった上に、letterformの部分を焼いてくれた。このベニヤ板というのがものすごい薄いとてもきれいな板で、二枚重ねにして厚みをもたせた。レイバー代と材料費をあわせて、一組(Front and back cover)で$70以上はすることになる。
表紙が出来上がった後、表紙が折れるように、2切れに切って、裏からテープや布的なものでサポートして一枚に戻そうと考えていたのだが、それがと裏からの見かけがよくないので穴をあけて2切れを糸で縫い合わせることにした。もともと、Japanese Stab bindingを考えていたので、その方が見かけがいいかと思ったのだ。
と こ ろ が
穴をあけてもらおうと頼んだアメ人のオッちゃんが反対の方に穴をあけた。さすがアメ人、全てがいい加減である。一組$70の表紙が!!!!!!と全身の血管がブチ切れて、脳梗塞でぶっ倒れるかと思ったが、やり直す時間もなくだからといって間違えたものを誕生日のギフトにできる訳もなく、結局出した結論はその穴を使って糸であたかもデコレーションを施したように見せかけたのだった。
そして、朝急いでクライアントの泊まっているホテルにFedEx….
ナニはともあれ、本当にハラハラしたが、誕生日プレゼントとして無事に渡され、She loved loved loved it.と、とても喜んでくれたみたいでほっとした。自分も久しぶりの本のプロジェクトで本当に楽しかった。あまりの忙しさに自分の分のコピーを作れなかったのが心残りである。
